新しい年を迎えるご準備に忙しくなりますが、今年やり残したことがないかも確認しておきたいですね。
たとえば「年金生活者支援給付金」のお手続きは済んでいますか?
年金生活者支援給付金とは、「年金受給者の生活をサポートする」という目的で創設された制度です。支給要件を満たしている限り、公的年金と同じように2カ月に1度のペースで”継続して”給付金が振り込まれます。
この”支給要件”を満たしている方は、日本年金機構に「年金生活者支援給付金 請求書」を提出しなければいけません。
【#年金生活者支援給付金 はお手続きが必要です】
— 日本年金機構 (@Nenkin_Kikou) December 17, 2025
今年度新たに年金生活者支援給付金を受給できる方へ、緑色の封筒で給付金請求書(はがき型)を送付しています。提出がお済みでない方は、令和8年1月5日(月曜)必着でご提出ください。なお、電子申請でのお手続きも可能です。https://t.co/TcbrysYaqA pic.twitter.com/HBbD3uJvEt
なお、年金受給中で今年度新たにこの給付金の対象となる方には、9月頃に日本年金機構から請求書が送付されました。日本年金機構からみどり色の封筒は届いていませんか?
1回目の期限である9月末までに提出が済んでいる方は、12月15日の年金支給日に「10月分・11月分」の年金生活者支援給付金が振り込まれました。
この期日に提出が間に合わなかった場合でも、日本年金機構に2026年1月5日(月)必着で提出できれば、10月分からさかのぼって給付金を受けとることができます。
もし、この期日に間に合わなかった場合は、「請求した月の翌月分から」の支払いとなってしまいます。お手元に請求書がある方は、速やかにお手続きをしましょう。
本記事では、年金生活者支援給付金とは、そもそも「どのような要件を満たす人が、月いくら」受けとれるのかを詳しく解説していきます。
1. 年金生活者支援給付金ってどんな制度?
「年金生活者支援給付金」とは、公的年金を含めてもなお所得の低い世帯を対象とする給付金です。2カ月に一度の年金支給日に、公的年金に上乗せして支給されます。
近年しばしば実施されている「住民税非課税世帯への給付金」などの一時的な支援とは異なり、要件を満たす限り継続して受け取ることができる恒久的な支援制度です。
年金生活者支援給付金は、以下の3つの種類があります。
1.1 年金生活者支援給付金は3種類
- 老齢年金生活者支援給付金(補足的老齢年金生活者支援給付金)
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
それぞれの支給対象者を確認しましょう。
