2. 大きく下落した後、長期トレンドに転じた1年

今年の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。2024年末から2025年の年初には3万7500円~4万500円あたりでもみ合う動きが続いていました。ところが3月から4月にかけて大きく下落し、一時は3万円を割る直前まで下げました。その後は反発すると5月には主要な移動平均線を回復し、とくに6月以降は25日移動平均線に沿って大きく上昇しました。

直近では25日線を割り込むような動きになっていますが、これは高値圏でのもみ合いの結果と見るべきで、つるべ落としのように大きく下落する心配はないでしょう。年内は5万円付近のもみ合いで終わりそうで、仮に5万円を割ったとしてもわずかでしょう。年明けには現在のもみ合いの上限である5万1000円付近を上抜けることを期待したいところです。

直近では25日線を割り込むような動きになっていますが、これは高値圏でのもみ合いの結果と見るべきで、つるべ落としのように大きく下落する心配はないでしょう。

日経平均株価

CeltStudio/shutterstock.com

参考資料

下原 一晃