2026年の幕開けとともに、将来の暮らしや家計のあり方を改めて見つめ直す時期がやってきました。
特にセカンドライフが視野に入っている方や、すでに年金受給が始まっている方にとって、生活の柱である公的年金の動向は最大の関心事といえるでしょう。
「自分たちの受給額は平均と比べてどうなのか」「相次ぐ物価高に対し、年金だけで本当に暮らしていけるのか」という不安は、多くのシニア世代が抱える切実な悩みです。
2025年度の年金額は前年より1.9%の引き上げとなりました。間もなく公表される2026年度の改定についても気になりますね。
その一方で、現役時代の働き方や加入期間によって受給額には大きな個人差が生じるほか、マクロ経済スライドによる調整で「実質的な買い動力(目減り)」を懸念する声も少なくありません。
今回は、2026年度の最新改正情報を踏まえ、年齢別・男女別の平均受給額や、ライフコースごとのモデル年金などを、一次資料をもとに見ていきます。
1. 2025年度の年金額をおさらいしておきましょう
公的年金の受給額は、物価や賃金の動向を踏まえて年度ごとに見直しがおこなわれます。改定内容は例年1月下旬に公表され、年度替わりの4月分の年金(6月支給)から改定率が適用されます。
ここでは、2025年4月分~2026年3月分までの年金額について、おさらいしておきましょう。
2025年度の年金額は、前年度から1.9%引き上げられていました。
1.1 2025年度の国民年金と厚生年金の年金額例
- 国民年金(老齢基礎年金(満額):1人分):6万9308円(+1308円)
- 厚生年金:23万2784円(夫婦2人分)(+4412円)
※昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金の満額は月額6万9108円(対前年度比+1300円)
※厚生年金は「男性の平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45万5000円)」で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準
なお、2025年度の改定内容公表時、「多様なライフコースに応じた年金額」として、現役時代の働き方や収入別での年金額の例も提示されています。
