40歳代・50歳代は、キャリア面での責任が重くなるとともに、収入面でも一つのピークを迎える人が多い時期です。
国税庁の「令和6年分 民間給与実態統計調査」によると、55〜59歳の平均給与は572万円(男性は735万円超)と、全世代で最も高い水準にあります。
しかし、その一方で家計を取り巻く環境は厳しさを増しています。2026年1月9日に帝国データバンクが公表した「カレーライス物価指数(※)」は、2025年11月時点で1食あたり365円に達しました。
※カレーライスを家庭で調理する際に必要な原材料や光熱費などの価格(全国平均)を基に算出し、食卓に与える物価高の影響を可視化した指数
これは1年前(320円)から14.1%の上昇であり、51カ月連続でプラスを記録しています。身近な食卓からも、かつてないスピードでインフレが進んでいることがうかがえます。
「手取りは増えているはずなのに、生活の実感が追いつかない」
こうした状況下で、最新の調査からは、働き盛り世代の家計管理が新たな局面に入っている様子も分かってきました。物価高という向かい風のなかで、40歳代・50歳代世帯の貯蓄額にはどのような変化が起きているのでしょうか。