2. 【つみたて投資枠】15年間積み立て+15年間運用を続けた場合、元本はどこまで増える?
「つみたて投資枠」は、年間120万円までを非課税で運用できる仕組みです。
ここでは、この枠をフルに活用し、毎月10万円を15年間積み立てたケースについて、金融庁のつみたてシミュレーターを参考にしながら、その試算結果を確認していきます。
2.1 【シミュレーション結果】「毎月10万円・15年間・年利3%」で積立投資した場合の資産額は?
毎月10万円を15年間、想定利回り3%で「つみたて投資枠」を活用して積み立てた場合、投資元本は1800万円となります。
この条件で運用を続けると、15年後の資産額は2262万円となり、運用による増加分は462万円になるという結果が示されています。
では、想定利回りを3%に設定したまま、その後も15年間運用を継続した場合、どのような結果になるのかを見ていきましょう。
このシミュレーションについても、金融庁が公表している新NISAの活用例をもとに確認します。
試算によると、最終的な資産額は約3525万円まで成長する可能性が示されています。
これは、投資元本1800万円と比べると、ほぼ2倍にあたる水準です。
もっとも、この数値は一定の前提条件を置いたシミュレーション結果であり、あくまで参考値として受け止める必要があります。
それでも、積立と長期保有を30年間継続することで、3000万円超の資産形成が見込めるケースがあることを示す一例として、考え方の参考にはなるでしょう。
なお、投資には価格変動リスクが伴い、状況によっては元本を下回る可能性もあります。
そのため、必ずしもシミュレーションどおりの成果が得られるわけではない点には注意が必要です。
著者
マネー編集部NISA班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社やメガバンク等の金融機関にて勤務経験がある編集者が中心となり、金融庁や一般社団法人投資信託協会など官公庁等の公開情報等をもとにわかりやすい記事の情報発信を行っています。
マネー編集部NISA班貯蓄班に所属する編集者は野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵などの資産運用アドバイザー経験者等で構成されており、トップセールスで多数の表彰歴を持つ編集者など、表彰歴多数の編集者も複数在籍。株式や投資信託などを用いた豊富な資産運用、資産形成、老後資金のアドバイスなどの経験と知識を保有し、読者に正確な記事を届けています。
一種外務員資格(証券外務員一種)、CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年6月9日)
監修者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
【保有資格】
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。
【経歴】
二種外務員資格や相続診断士などの資格を保有し、「お金とくらし」にまつわる情報を専門的かつ丁寧に発信する金融メディア編集者・ライター。
早稲田大学第一文学部史学科卒。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。また、大手人材派遣会社における採用管理業務などの実務経験もある。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。
専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事執筆をおこなう。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年7月9日更新)