2025年冬季賞与は一般財団法人労務行政研究所が公表した「東証プライム上場企業の2025年年末一時金(賞与・ボーナス)の妥結水準調査」で、過去最高水準を更新しました。

物価上昇が続くため、何も考えずに使ってしまうと、資産は想像以上に早く目減りします。

ボーナスは一時的に増えたように見えても、生活費の補填や衝動的な支出に回すと、将来に残らないお金になりがちです。

本記事では、最新データを踏まえながら、元銀行員の視点でボーナスが貯まる人に共通する行動を紹介します。

1. 2025年冬季賞与は過去最高を更新

一般財団法人労務行政研究所が公表した「東証プライム上場企業の2025年年末一時金(賞与・ボーナス)の妥結水準調査」によると、2025年冬季賞与の支給水準は、全産業175社の単純平均で87万4214円となり、調査開始以来、過去最高額を更新しました。

同一企業でみた2024年年末実績額83万7034円と比較すると、3万7180円増、前年同期比で4.4%増となっており、年末一時金は4年連続の増加です。

この背景には、物価上昇への対応や人材確保の必要性から、企業側が一定の賃上げや賞与増額に応じたことが挙げられます。

ただし注意したいのは、金額が増えている一方で、支給月額は前年より減少している点です。

1.1 支給月数は前年より減少している

2025年の平均支給月額は2.58カ月と前年同期の2.62カ月から0.04カ月下回りました。

金額が増えた主な要因は、賃上げによる基礎給の上昇であり、必ずしもボーナスが厚くなったとは言い切れません。

増額のニュースだけで家計に余裕が生まれると判断するのは早計といえるでしょう。

また、年末一時金はコロナ禍の影響で2020年・2021年に減少しており、足元の増加は回復局面にある側面もあります。

金額が増えている今こそ、将来を見据えた使い方がより大切です。