若者世代を中心に広がる「推し活」。その対象はアイドルやキャラクターだけにとどまらず様々なものが「推し」の対象になっています。

なかでも今、Z世代を中心に広がっているのが、特定の企業やブランドを熱心に応援する「企業への推し活」。企業への推し活とはいったいどのようなものなのでしょうか。「推し」になりやすい企業の特徴もあわせて見ていきます。

1. 「企業への推し活」とは?

Asobicaが実施した「企業やブランドに対する『推し消費』に関する調査」 を見ていきましょう。

1.1 調査概要

  • 調査時期:2025年10月17日~22日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:全国15〜59歳の男女1,035名

1.2 消費者の3人に1人が「推し企業」を持っている

あなたには「推し」の企業やブランドはありますか?

出所:Asobica「企業やブランドに対する『推し消費』に関する調査」 

あなたには「推し」の企業やブランドはありますか? (単一回答 | n=1,035)

  • 学生: 60.0%
  • 男性20代以下: 50.4%
  • 女性20代以下: 49.8%
  • 全体: 35.0%
  • 男性50代: 24.8%

自分には「推し」の企業やブランドがあるかという質問に対し、消費者全体では35.0%が「ある」と回答。

「お気に入り」企業を超えて「推し」だと思う人が増えていることからも「推し」という言葉が市民権を得ていることがわかりますね。

とくに学生は60.0%と最も高く、次いで男性20代以下が50.4%、女性20代以下が49.8%となり、Z世代にとって企業を「推す」ことが一般的になりつつあることがうかがえます。