本記事ではキオクシアホールディングス(285A)の株価について解説します。
2025年12月18日時点における過去1年間の株価の推移や最高値など、今後の投資判断や株価分析に役立つ情報をお届けするので、参考にしてください。
※リターンなど%表記のものは小数第三位を四捨五入した結果を表示しています。
1. 2025年12月18日のキオクシアホールディングスの株価は9510円
2025年12月18日時点、キオクシアホールディングスの株価(調整後終値)は9510円となっています。
また、ちょうど1年前の上場日(2024年12月18日)の株価終値は1601円(初値は1440円)でした。
仮に、2024年12月18日の終値でキオクシアホールディングスの株を取得していた場合、1年間のリターンは+494%となります。
なお、同社の公開価格は1455円で、新規上場の初値は公開価格を1.03%下回る1440円でした。
公開価格で取得していた場合のリターンは+553.60%、初値では+560.41%となります。
※株式分割が実施された場合は、分割前の株価についても遡及して分割後の調整値を採用しています
※リターン計算において配当、株主優待は考慮していません
2. キオクシアホールディングスの1年間の株価推移【2025年12月18日時点】
キオクシアホールディングスの株価の約1年間の値動きを見ていきましょう。
長期記憶に使うNAND型フラッシュメモリーを手掛ける同社は、国内最大級のIPOとして鳴り物入りで昨年12月18日に上場しました。しかし初値は公開価格をわずかに下回る1440円と、苦しいスタートとなりました。上場当初はメモリ市況の不透明感や大株主であるベインキャピタルによる売出し規模の大きさが意識され、しばらくは公開価格近辺での一進一退が続きました。
転機が訪れたのは2025年に入ってからです。AIサーバー向けの大容量SSD需要が伸びていることを背景に、2月14日に発表された2025年3月期第3四半期累計決算で、売上高・純利益ともに大幅増となり、劇的な黒字転換を果たしたことが好感されました。この後、株価は上昇気流に乗り、春先には3000円台を突破しました。もっとも米国の関税措置を警戒したパニック売りが膨らんだ4月7日は1510円まで下落する場面もありました。
その後は、生成AIの普及に伴うデータセンター投資の加速を背景に買いが続き、2025年11月11日には上場来高値となる1万4405円を記録。一時は公開価格の約10倍に迫る勢いを見せました。
しかし、11月13日に発表された中間決算(2026年3月期 第2四半期)は、それまでの絶好調な株価推移に水を差す、市場の期待を大きく下回る内容でした。発表翌日の14日の株価がストップ安(前日比▲23%超の下落)を記録するほど、インパクトの強い「ネガティブ・サプライズ」となりました。
その後も大台を回復するには至っていませんが、上場から1年を経て、足元は当時の5倍近い株価で推移しています。
※株価チャートは配信先によっては表示されていない可能性があるため、ご覧になりたい場合はLIMOにて記事をご参照ください。
過去1年間における株価(終値ベース)の最高価格と最低価格は次のようになりました。
- 最高価格:1万3320円
- 最低価格:1518円
仮に最低価格および最高価格で売買できた場合、過去1年間で実現できた最高リターンは+777.47%です。

