近年、電話を使った特殊詐欺の被害が後を絶ちません。
「オレオレ詐欺」や「還付金詐欺」などがよく知られるところですが、その手口は日々多様化、巧妙化しています。
詐欺被害に遭わないためにも、最新の手口を具体的に知っておきたいところです。
本記事では、千葉県警察がホームページで公開中の、実際にあった犯人と被害者の会話を紹介します。
実際の手口を知り、被害防止に役立ててください。
また、記事中では万が一詐欺被害に遭ってしまった場合に請求できる「詐欺被害分配金」や2024年の全国における詐欺被害額についても紹介しています。
1. 【詐欺電話】警察を名乗る男から電話
ここからは、実際にあった詐欺犯と被害者との会話を紹介します。
警察を名乗る犯人から被害者の女性に電話があったようです。
犯人「恐れ入ります。行徳警察生活安全課のナラオカと申します。」
被害者「はい」
犯人「〇〇さんのご自宅でお間違いないでしょうか?」
被害者「そうです。」
犯人「あっ、いきなりのご連絡で申し訳ないんですが、〇〇さんにお伺いしたいことがあって、あのー、今ですね、うちの署の方で銀行職員を2名逮捕しまして」
被害者「はい」
犯人「この二人がですね、〇〇さんのご自宅を狙っていたと言っているものですからね、ちょっと名前、あの確認を取っていただきたいんですけど」
自分が狙われていたといわれると、不安になって信じてしまう方もいるかもしれませんね。
しかし、不安につけこむのが犯人の狙いです。
