連日の報道で備蓄米やお米の価格が注目されていますが、食品の値上げは依然として続いています。

株式会社帝国データバンク「「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2025年12月/2026年」によると、2026年に予定されている値上げ品目の中には、お米と関わりのある「パックごはん」や「清酒(料理用清酒含む)」が含まれました。

 2026年の値上げ品目の中で、冷凍食品やパックごはんなど「加工食品」と、野菜ジュースや輸入酒類、料理用清酒など「酒類・飲料」の2分野が全体の約9割を占めており、値上げ要因の99.7%が「原材料高」などの「モノ由来」の要因が占めています。

2026年の食品全体の値上げペースは、2025年に比べて大幅に鈍化(前年同時期公表分の約8割減)しており、大規模な「値上げラッシュ」は一旦収束する見通しです。しかし、天候不順や円安などの影響により、「粘着的な値上げ機運」は中長期的に続く可能性があると分析されています。

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