【年金生活者支援給付金】12月15日年内最後の支給日、年金本体＋《10・11月分の給付金》が振り込まれるのはどんな人？《金額・支給要件・手続き》のイロハ給付（基準）額は「老齢・遺族：5450円、障害：1級6813円 2級5450円」 | LIMO

老後の生活を支える公的年金ですが、その平均受給額には大きな個人差や男女差があるのが実情です。

特に厚生年金（国民年金部分含む）の平均月額は、男性が16万円台に対し、女性は10万円台と、約6万円の開きがあり、公的年金のみでは生活費に不安を覚える方も少なくありません。

このような状況下で、物価高騰が続く昨今、年金収入とその他の所得が一定基準以下の年金生活者を支援する「年金生活者支援給付金」は、家計にとって重要な制度となります。

2025年度の給付額は、前年度から＋2.7%の引き上げが適用され、老齢、障害、遺族の各給付金の月額が改定されています。

本記事では、この給付金の2025年度の最新給付額、そして「老齢」「障害」「遺族」の各給付金を受け取るための詳細な支給要件を解説します。

また、給付金を受け取るために必須となる請求手続きの流れや、2025年年金改正による標準報酬月額の上限引き上げなど、年金を取り巻く最新情報も併せてご紹介します。

ご自身が対象となるかを確認し、生活の安定に向けた一歩を踏み出しましょう。

1. 【金額】年金生活者支援給付金《老齢・障害・遺族》、ひと月いくらもらえる？

「年金生活者支援給付金」は、公的年金等の収入金額やその他の所得が一定基準に満たない場合に受け取れる給付金です。

老齢年金、障害年金、遺族年金のそれぞれの年金に給付金が設けられており、2カ月に一度、公的年金に上乗せして支給されます。また、給付額は公的年金と同様に、年度ごとに見直しがおこなわれます。

2025年度の「年金生活者支援給付金」の給付額は、前年度より＋2.7％引き上げられており、6月支給分の「4・5月分給付金」から増額率が適用されています。

各給付金の2025年度月額は以下の通りです。

なお、老齢年金生活者支援給付金については、上記を基準額として、保険料納付済期間などをもとに実際の給付金額が計算されます。