5. そもそも「公的年金」はいくら?個人差があることに注意

厚生労働省「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、公的年金の平均月額は国民年金(老齢基礎年金)で5万円台、厚生年金(国民年金部分も含む)で14万円台です。

国民年金・厚生年金の平均月額(男女全体・男女計)

国民年金・厚生年金の平均月額(男女全体・男女計)

出所:厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

ただしグラフのように、厚生年金を月額30万円以上受け取っている人もいれば、国民年金・厚生年金ともに月額1万円未満となる人まで、幅広い受給額ゾーンにちらばっています。

年金とその他の所得を含めても一定基準以下の所得となる場合、「年金生活者支援給付金」の支給対象となる可能性があります。

6. まとめにかえて

本記事では、年金生活者支援給付金の概要と対象者、支給金額、手続き方法について解説しました。

12月15日から支給開始になる人とは、新規に年金自体が受給開始になる人に加え、今年度に新たに給付対象になる人のうち、期限内に手続きを終えられた人です。

もし手続きが漏れていた場合でも、2026年1月5日までに手続きすれば10月分まで遡って支給されます。

送付された書類などは見逃さないように注意しましょう。

参考資料

太田 彩子