貯蓄型保険って何? 入らないとマズいものなの?

不慮の事故や突然の入院など、いざという時に備えて保険に入っておきたいと考えている方も多いのではないでしょうか。とはいえ、保険にはいろんな種類があるので、一体どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。

自分に合った保険を探すには、それぞれの保険の違いを知ることが大切です。そこで今回は、貯蓄型保険についてご紹介します。

貯蓄型保険と掛け捨て型保険の違い

保険を選ぶ際によく聞く「貯蓄型保険」と「掛け捨て型保険」。両者にはどんな違いがあるのでしょうか。

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貯蓄型保険は、保険と貯蓄の役割が一緒になっています。保険会社では「貯蓄性商品」と呼ばれることもあり、養老保険、学資(こども)保険、終身保険や個人年金保険などがこれに当てはまります。

たとえば養老保険なら、一定の保険期間内に死亡した場合、死亡保険金を受け取る「保険」の役割を持っています。それに加えて、生存して満期を迎えた場合は満期保険金を受け取れるので「貯蓄」の役割も果たします。なお、一般的には死亡保険金と満期保険金は同額です。

学資(こども)保険は、将来必要となる子どもの学費を用意するための貯蓄型保険で、契約時に設定した時期に、「入学祝い金」や「満期学資金」という名目でまとまった額の保険金を受け取ることができます。

また、終身保険は万が一の場合の保障と将来の蓄えを両立させるものと言われ、解約時に解約返戻金が戻ってきます。さらに個人年金保険は一定期間保険料を払い込み、60歳~65歳の任意の時期から年金形式で毎年一定額の保険金を受け取れる仕組みです。

一方、掛け捨て保険も万が一のときの「保障」という役割はありますが、「貯蓄」はできません。両者の違いは、「貯蓄」という役割の有無にあるのです。

貯蓄型保険は本当に必要か?

では、貯蓄型保険に入る必要性を見てみましょう。ここでは、養老保険を検討するとして、それ以外の選択肢がないか考えていきます。

まず、養老保険には満期があり、終身保険は一生涯保障が続きます。そのため、この2つは基本的に分けて判断しましょう。それ以外の選択肢としては、貯蓄機能をあきらめて「定期保険」に入るという手があります。一定の保険期間内に死亡した場合に死亡保険金が受け取れるため、いざという時の保障という役割は果たせます。

「貯蓄面がないと不安だ」という方は、保険とは別に自分で運用する方法もあります。個人型確定拠出年金の「iDeCo(イデコ)」や少額投資非課税制度の「NISA(ニーサ)」や「つみたてNISA」を利用することで、非課税枠などを活用しながら資産形成をすることができます。

なお、つみたてNISAで提供されるのは国が定めた基準を満たした投資信託なので、資産運用の経験ない方にも取り組みやすくなっています。

これらを踏まえると、「必ずしも貯蓄性のある保険に入らないといけない」ということはなさそうです。

解約返戻金について

最後に、貯蓄型保険において重要な「解約返戻金(かいやくへんれいきん)」の注意点を見ておきます。

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LIMO編集部

LIMO編集部は、個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディアでの運営経験者等を中心に立ち上げ。その後Longineのサービスは2020年3月に終了となったが、Longine編集部のメンバーは引き続きLIMO編集部のメンバーとして在籍し、お金のプロとしてコンテンツ編集や情報を発信しています。LIMO編集部は、証券・金融業務メンバーに業界紙出身の新聞記者などもメンバーに加え、国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。