2025年12月、UAE(アラブ首長国連邦)アブダビで開かれるRMサザビーズ主催のオークションに、2010年式アストンマーティン「One-77」が出品されます。

アストンマーティンという名を知っている方は多いでしょうが、「One-77」について詳しい方は少ないかもしれません。

本記事では、RMサザビーズ主催のオークションに出品予定の「One-77」について詳しく解説していきます。

2025年12月のRMサザビーズ主催オークションに出品される2010年式アストンマーティン「One-77」

出所:Neil Fraser(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's

1. 【高級車の海外オークション】「One-77」は世界限定77台の超希少車!

アストンマーティン「One-77」は、2010年代におけるアストンマーティンの究極のハイパーグランドツアラーです。

今回、2025年12月、UAE・アブダビで開かれるRMサザビーズ主催のオークションに出品される予定のOne-77は、77台生産されたうちの67番目。2011年3月27日に完成した車両です。

2008年9月のパリ・ショーで突然発表されたOne-77ですが、その場で公開されたのはモックアップと車両本体価格、そして77台限定生産ということだけでした。

2009年4月に現存する世界最古の自動車コンクールである「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィレ・デステ」では、コンセプトカー部門およびプロトタイプ部門でデザイン賞を受賞しています。

その後、One-77の生産が進められ、アストンマーティンのパーソナライズ・プログラム「Q by Aston Martin」による7台の特別仕様を含めた77台の生産が2012年に完了しています。

今回出品されるOne-77は、完成後に上海に納車される予定でしたが、変更となりドイツ在住の中国人オーナーの手に最初に渡ったと考えられています。

2016年に初代オーナーはOne-77を手放すことを決め、ドイツ在住の新たなオーナーに売却しています。2年後の2018年にはスイスのプライベートコレクションに移り、現在のオーナーは2023年にOne-77を購入しました。

2023年10月、走行距離2653kmの時点でアストンマーティン・ジュネーブで包括的な車両点検と整備が行われており、タイヤは新品の「ピレリ P Zero Corsa」が装着されています。

点検・整備後はほとんど運転されておらず、オークション出品のカタログ作成時の走行距離はわずか2745kmの低走行車です。