今月は今年最後の年金支給でしたが、次回の年金支給日は2月13日(金)です。

物価高が続くなか、「年金だけで生活が成り立つのか」「支援給付金の対象になるのか」が気になっている人も多いのではないでしょう。

年金生活者支援給付金は、一定の所得要件を満たす人に年金に上乗せして支給される制度ですが、条件を満たしていても請求しなければ受け取れないケースがあります。

ここでは、2025年度の給付額水準や対象者の考え方、手続きで見落としやすいポイントを整理して確認します。

1. 年金額にはどれくらい差がある?まず知っておきたい受給の個人差

厚生労働省「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、公的年金の平均月額は国民年金(老齢基礎年金)で5万円台、厚生年金(国民年金部分も含む)で14万円台です。

ただしグラフのように、厚生年金を月額30万円以上受け取っている人もいれば、国民年金・厚生年金ともに月額3万円未満となる人まで、幅広い受給額ゾーンにちらばっています。

年金とその他の所得を含めても一定基準以下の所得となる場合、「年金生活者支援給付金」の支給対象となる可能性があります。