5. まとめにかえて
2025年度の年金額は増額されましたが、物価高や家計調査の赤字額を見ると、年金だけで暮らす厳しさが浮き彫りになっています。
厚生年金でも月15万円以上もらえる人は半数以下、さらに高齢者世帯の4割強が年金のみで生活しているという実態は、現役世代にとって決して他人事ではありません。
年金を将来の「ベース」と考え、不足分を新NISAやiDeCoなどの自助努力で補う準備を、今から着実に進めていけたら良いですね。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 日本年金機構「令和7年4月分からの年金額等について」
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」II 各種世帯の所得等の状況
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」用語の説明
マネー編集部年金班