公的年金は老後の生活を支える重要な柱ですが、物価上昇が続く昨今、日々の暮らしに不安を感じている方も少なくないでしょう。
そんな中、年金受給者が一定の所得要件を満たすと受け取れる「年金生活者支援給付金」という仕組みがあります。
2025年度の給付額は、前年度から＋2.7％の増額となり、老齢年金生活者支援給付金の基準額は月額5450円になりました。これは年金本体に上乗せで支給されます。
しかし、この給付金は原則として自分から申請しなければ受け取れません。
本記事では、老齢・障害・遺族の各給付金の対象者の基準や、増額された2025年度の給付額、さらには「はがき型」の請求書が届いた場合の具体的な手続き方法まで、給付金を確実にもらうために知っておきたい情報をわかりやすく解説します。
1. ふつうの年金にプラスでもらえる「年金生活者支援給付金のイロハ」
年金生活者支援給付金は、年金に上乗せして支給される給付金で、以下の3種類があります。
- 老齢年金生活者支援給付金
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
「老齢・障害・遺族」、それぞれの基礎年金を受給中の人が、公的年金を含めても所得が一定基準以下となる場合に、2カ月に一度、受け取ることができるものです。
