では、お金持ちの世代ごとによって、お金の中身も異なっているのでしょうか。2018年11月9日に金融広報中央委員会(事務局 日本銀行情報サービス局内)の「知るぽると」が発表したデータの、「金融資産に関して二人以上世帯についての調査内容」を見てみましょう。金融資産を保有している世帯についての各世代の金融商品保有額の平均値は、以下の通りです。

40歳代:1238万円
50歳代:1828万円
60歳代:2415万円
70歳以上:2565万円

40歳代以降の平均値は1000万円を超え、60歳代では2000万円を超えています。年代別の資産運用の状況は、次の通りです。

【40代】
預貯金:673万円
生命保険:277万円
株式:90万円
個人年金保険:70万円
財形貯蓄:43万円
投資信託:37万円

【50代】
預貯金:849万円
生命保険:420万円
個人年金保険:148万円
株式:132万円
財形貯蓄:92万円

【60代】
預貯金:1290万円
生命保険:435万円
株式:212万円
個人年金保険:158万円

【70代以上】
預貯金:1555万円
生命保険:350万円
株式:258万円
投資信託:138万円

どの年代においても、預貯金が最も多い割合を占めていることが分かります。70代以上になると、生命保険の金額は減り、預貯金が多くなっています。日本の現状では、「お金があるから積極的に投資をしよう」という人は少数派なのかもしれません。

まとめ

「純金融資産保有額が1億円以上の世帯」である富裕層たち。お金持ちの共通点としては、「服装は派手すぎない」「争いごとは避ける」「自分をしっかり持っている」などが挙げられます。自分に自信があるため、ブランド物をアピールしようと考えるのでしょう。

そのため、そこまで目立ちにくく、外見だけでは判断しにくいことも。「当てはまる部分が多いな」と感じる人がいたら、その人は富裕層の1人なのかもしれません。

 

LIMO編集部