4. まとめにかえて:制度理解が得するカギ

今回の記事では、「給付付き税額控除」について解説しました。

高市首相は就任後の記者会見で、「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」と発言したことが注目されました。

この発言との関連は無いと思いますが、首相が労働時間規制の緩和検討を指示したこともニュースで大きく報じられ、時間外労働の上限規制や裁量労働制の拡大などが見直される可能性も出ています。

関連があると目されているのが、給付付き税額控除のひとつの型である「勤労税額控除」です。勤労インセンティブを促す控除で、所得が増加するにつれて控除額が増加するなどの仕組みがあります。

ただし、これらの制度にも問題点はあり、給付つき税額控除の導入までにはさまざまなハードルを越える必要があります。

とくに個人の所得や資産の把握は、給付を決定する上でも欠かせないので、国民の理解を得る必要もあるでしょう。

各党でも制度設計に関する方針は異なっているため、今後の議論の行方に注目です。

参考資料