マウンティングや面倒な付き合いなど、なにかとネガティブなイメージがつきまとう“ママ友”。これまでママ友との人間関係に苦労した人も少なくないでしょう。子ども同士が仲良くしていると、「親同士も仲良くしなければ」というプレッシャーを持ってしまい、それが余計にトラブルを引き起こしてしまうことも。
「あえてママ友を作らなくても、昔からの友達と仲良くすればいい」という意見も理解できますが、筆者は近所にママ友ができ、良かったと思うことがありました。その理由をご紹介します。
“孤”育てにおける精神的な支えに
同じ町内会に入っている筆者宅とそのママ友宅は、どちらも未就学児がいる世帯。同じ時期に同じような大きさの新築住宅を現在の地域に求め、移り住みました。
筆者は、見知らぬ土地に引っ越したこともあって近所にはママ友どころか、知り合いが一人もいませんでした。普通は近所に知り合いがいないことで、別に困ることはほとんどないかもしれません。
しかし、自分から積極的に人と関わろうとしないとすぐに孤独になってしまう子育て。スーパーや病院などで、レジの店員さんやお医者さんとしか話さないという状況に陥りがちです。そんな中、「近所に顔見知りのママ友がいる」という精神的な支えはとても大きいと感じています。
また、上記のように同じような世帯状況のため、もちろん直接は話してはいませんが、経済的な価値観や大まかな考え方はそこまで遠くないと思われます。筆者の場合、たとえ子どもが仲良くなくても、子育ての考え方や趣味など細かい部分が合致しなくても、そのママ友は価値観の近い友達という感覚でお付き合いができている気がします。