2. 1970年代からのドル円相場を振り返る
参考までにドル円相場を振り返ってみましょう。
日本は1973年から変動相場制に移行しました。それまでは1ドル360円の固定相場制でした。
2.1 ドル円相場の主な歴史的転換点
1971年:ニクソン・ショック
- ニクソン大統領がドルと金の交換停止を発表
- 固定相場制(1ドル360円)が崩壊し、変動相場制へ移行。
1985年:プラザ合意
- 貿易不均衡是正のため、主要国が協調して意図的にドル安(円高)へ誘導。円は急速に高騰。
1990年代後半:アジア通貨危機
2008年:リーマン・ショック
- 世界的な金融不安により円が「安全資産」として買われ、歴史的な円高水準(80円台前半)へ。
2022年以降:日米金利差拡大
- 日米の金融政策の違い(日本は超低金利、米国は利上げ)により、歴史的な円安水準へ。2024年には160円を付ける。
このように、為替相場は国際的な政治・経済要因に左右されてきました。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】