大切なのは、「怒鳴った」という結果だけではなく、その経緯です。子どもに理解してもらおうと説明する。それでも分かってもらえないなら、さらに工夫して伝えてみる。それを何度も繰り返す…。こんなに努力しているママが、悪いママなはずありませんよね。
それに家事や仕事の疲れだって溜まっているはず。ワンオペ育児をしている場合、常に1人で子どもと向き合わなければなりません。このような環境は、さらに精神的な余裕を奪ってしまいます。
「我が子にイライラしてばかりで罪悪感が…」という方は、「怒鳴ってしまった」という結果だけに焦点を当ててしまいがち。自分自身の努力や環境を見つめ直すことで、罪悪感を和らげていきましょう。
また、「子どもに分かってもらえない」という考えも罪悪感を招いてしまいます。何度言っても分からないのは、子どもなら当たり前のこと。今すぐは理解できなくても、いつかは分かってくれるときがやってきます。「今すぐ理解する」というのはいったん諦めて、「いつかは分かってね」と割り切ることも大切です。
罪悪感の少ない子育てをするために
できるだけ育児の罪悪感を減らすためには、毎日の負担を軽減させることも効果があるでしょう。育児も家事も母親が担っている場合は、家事の時短グッズを購入するのも手。「完璧にやり遂げなきゃ」と固く考えず、便利家電に頼って負担を抑えてみてください。
そして、自分の自由時間を確保することも重要です。子育てをしていると、つい子どものことが最優先になってしまいがち。もちろんそれは悪いことではありませんが、自分のやりたいことを後回しにしているうちに、だんだんと心の余裕がなくなってしまいます。
1日30分でもいいので、自分の好きなことに打ち込める時間を用意しておきましょう。子どもと離れられない場合は、テレビを見させておく、家族に見ておいてもらうといった方法も視野に入れてくださいね。
まとめ
我が子に対してイライラを募らせるのは、誰にだってあること。腹が立つのは、それだけ子どもに真剣に向き合っている証拠でもあるのです。
「他人の子どもにそこまでイライラしない」というのは、我が子だからこそ母親としての責任を感じているのでしょう。罪悪感どころか、「責任感をもって育児をしているんだ」と誇らしく思ってくださいね。
LIMO編集部