2. 年収が高いほど老後の年金額が増えるのは本当？
結論から申し上げると、基本的には現役時代の年収が高いほど、老後の年金額は多くなるといえます。
日本の公的年金制度は、国民年金と厚生年金の2階建てになっており、国民年金は国内に住む20歳以上60歳未満のすべての人が加入することが義務付けられています。
2階建て部分に厚生年金があり、会社員や公務員などは国民年金に上乗せして厚生年金にも加入します。
そして、老後に年金を受給する際には、国民年金のみに加入している人は国民年金のみになりますが、厚生年金に加入している人は国民年金に上乗せして厚生年金も受給できます。
厚生年金の受給額は、主に現役時代の年収や厚生年金保険への加入期間などによって計算され、年収が高いほど、また、加入期間が長いほど高額になるのが一般的です。
給与から天引きされる厚生年金保険料は、収入が多いほど高額になりますが、老後に年金を受給する際にはその分高額な年金を受給できる仕組みです。
