4.4 他の金融商品と比較した機会損失リスク

個人向け国債は安全性が高い一方で、株式・投資信託・REITなどと比べるとリターンが限定的です。

特に金利が再び低下する局面では、利回りが魅力的でなくなる可能性があり、より高いリターンが期待できる商品を選んだほうが効率的な場合もあります。

「守りの資産」としては優れていますが、資産全体の成長を狙いたい人にとっては機会損失となることも考えられます。

5. まとめ

個人向け国債は、元本が守られたうえで安定した利息を受け取れるという安心感から、多くの人にとって扱いやすい資産のひとつです。

特に、金利が変動するタイプや、満期まで利率が固定されるタイプは、それぞれに異なる魅力があり、家計や運用方針に応じた選びやすさがあります。

ただし、市場の動きに対する反応の遅れや物価上昇による実質的な価値の目減り、中途解約時のペナルティなど、注意しておきたい点も存在します。

大切なのは、他の金融商品と比較しながら、自分の目的に合った形で取り入れることです。

安全性を優先するのか、利回りを求めるのかを明確にし、無理のない範囲で活用していきましょう。

参考資料

加藤 聖人