3. 「所得税がかからない」収入とは
「給付付き税額控除」は、納税している方も非課税の方でも恩恵を受けられます。2025年に基礎控除の特例加算によって、所得税がかからない年収が引き上げられました。
具体的には、基礎控除と給与所得控除と合わせると160万円になるため、年収160万円以下であれば所得税がかからない仕組みです(給与収入の場合)。このように、政府はさまざまな面から制度改正を行い、国民の手取り収入を増やそうとしています。
給付金・税額控除・所得控除などの仕組みは複雑ですが、最終的な手取り収入に影響を与える大切な要素です。
給付金は現金で支給されるためわかりやすい一方で、税額控除や所得控除は納税額を減らすため、実感を得づらいかもしれません。しかし、手取り収入が増える効果があるため、給付と同じ経済的な恩恵を受けられます。
今後、「給付付き税額控除」の枠組みが決まっていくと考えられるため、意識的に最新の情報を確認していきましょう。
