3. 景気ウォッチャー、「現場の声」が政策や生活のヒントに
「景気ウォッチャー調査」は、内閣府が政策判断を行う際の重要な指標の一つで、物価や雇用、賃上げなどにも影響を及ぼす可能性があります。
現場の声をもとにしているため、企業の経営感覚や消費者の購買意欲といった「リアルな経済感覚」をつかむのに最適です。ニュースで「DI」という言葉を見かけたら、その背景にある“現場の景気感”にも注目してみてはいかがでしょうか
4. 景気ウォッチャー調査、現場の声が映す「回復の兆し」に注目
今回は、2025年11月11日に発表された「景気ウォッチャー調査」の結果をもとに、景気の現状を見てきました。全体のDIは49.1と前月から上昇し、特に非製造業では久しぶりに50を超えるなど、明るい動きも見られました。
一方で、住宅関連ではやや慎重な姿勢が続くなど、分野によって温度差もあります。こうした現場の声を通じて、景気の回復が少しずつ実感されてきているとも言えるでしょう。
今後も、日々の暮らしや仕事に直結する「リアルな景気感」を知る手がかりとして、景気ウォッチャー調査をチェックしてみてはいかがでしょうか。
参考資料
・内閣府「景気ウォッチャー調査・調査の概要」
・内閣府「令和7年10月調査(令和7年11月11日公表):景気ウォッチャー調査」
村岸 理美
