5. 【iDeCo】老後の備えと節税を両立
iDeCo(イデコ)は、掛け金の全額が所得控除の対象になるなど、強力な税制優遇がある私的年金制度です。老後資金の準備と節税を同時に行える点で、多くの人にとって心強い味方と言えます。
最新データでは、企業年金のない会社員や専業主婦など、第2号・第3号被保険者の多くが、節税メリットを最大限活用するため上限額近くを拠出していることがわかりました。
今後は加入可能年齢の上限が70歳未満に引き上げられる予定で、働く期間が長くなる現代において、より長くiDeCoのメリットを活かせるようになります。
原則60歳まで引き出せない制約はありますが、税制上のメリットは他の金融商品と比べても大きく、老後資金づくりに非常に有効です。この機会にiDeCoを活用して、将来に向けた資産形成と節税の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 厚生労働省「年金制度改正法が成立しました」
- iDeCo公式サイト「iDeCo(イデコ)の特徴」
- iDeCo公式サイト「iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入者数等について」
- iDeCo公式サイト「iDeCo(個人型確定拠出年金)の制度の概況」
- iDeCo公式サイト「iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入等の概況(2025年9月)」
- iDeCo公式サイト「iDeCoパンフレット」
村岸 理美