3. 常緑グランドカバーのお手入れ「4つのコツ」
3.1 土壌改良
グランドカバープランツの生育は、植え付け時の土壌の準備で大きく左右されます。とくに重要なのが、水はけの改善です。
グランドカバーの多くは過湿に弱いため、腐葉土や堆肥、鹿沼土などを混ぜて、水はけのよい土壌にしておきましょう。
3.2 適切な株間
植え付ける際は、品種ごとの適切な株間を守ることが大切。株間を詰めすぎると、通気性が悪くなり、蒸れや病気の原因になります。
植え付け時には空間が気になるかもしれませんが、株が生長することを考慮して、スペースにゆとりを持たせて植えましょう。
3.3 水やりと肥料
グランドカバープランツは、基本的に定着してしまえば手間いらず。水やりは植え付け初期以外はほとんど必要なく、真夏の日照りが続き、葉がしおれている場合のみ与える程度で十分です。
広がりすぎるのを防ぐため、肥料も控えめにするのがおすすめ。植え付け時に元肥を与えたら、その後は年に1〜2回、春か秋に少量の緩効性肥料を与えれば大丈夫です。
3.4 刈り込みと切り戻し
美しい景観を保つためには、適切な時期の刈り込みや切り戻しが必要です。とくに繁殖力が強い品種は、通路や花壇へ侵入しないように、定期的に縁をカットしましょう。
全体が密生して蒸れやすくなってきたら、軽く刈り込むことで株元の通気性がよくなり、新たな芽吹きを促すことができます。
4. 常緑グランドカバーで四季を通じて美しい庭づくり
単に地面をおおうだけでなく、四季を通じて生き生きとした景観をつくり出してくれる常緑グランドカバー。秋に植え付けを始めれば、来年の春には庭に柔らかな緑のじゅうたんが広がるでしょう。
雑草が生えるスペースを減らせるため、庭のお手入れもぐっと楽に。丈夫で繁殖力旺盛な常緑グランドカバーで、四季を通じて緑豊かな庭づくりを楽しんでみませんか。
