ボーイング事故余波で東レが昨年来安値更新! 日経平均株価はわずかに続落

【東京株式市場】 2019年3月14日

株式市場の振り返り-日経平均株価はわずかに続落、一時+232円高も最後は安値引け

2019年3月14日(木)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 21,287円(▲3円、▲0.02%) わずかに続落
  • TOPIX 1,588.2(▲3.7、▲0.2%) 小幅続落
  • 東証マザーズ株価指数 932.2(▲7.4、▲0.8%) 4日ぶり反落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:783、値下がり銘柄数:1,257、変わらず:94
  • 値上がり業種数:11、値下がり業種数:22
  • 昨年来高値更新銘柄数:10、昨年来安値更新銘柄数:31

東証1部の出来高は11億3,232万株、売買代金は2兆1,866億円(概算)となりました。出来高は前日より減りましたが、売買代金は概ね横ばいでした。前日に続き、英国ブレグジット問題の先行きが一層不透明になったこと等を受け、模様眺めムードが強まりました。ただ、下値を拾う動きも見られたため、売買代金は低水準ながら2兆円台を維持しています。

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そのような中、日経平均株価は上値の重さを実感させる値動きとなりました。米国株の上昇等を好感し、前場の序盤には一時+232円高まで上昇しましたが、その後は上げ幅を縮小する展開となり、後場に入るとその傾向が一層顕著となりました。

それでもプラス圏を維持していたものの、最後の最後にわずかですがマイナス圏に沈んで引けています。終わってみれば安値引けとなり、前場の上昇分は完全に消された形でした。

なお、TOPIXも同じような値動きの小幅続落で引けています。

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東証マザーズ株価指数は4日ぶり反落、売買代金は27日連続で1,000億円超え

東証マザーズの出来高は1億36万株、売買代金1,355億円となりました。出来高は前日並みでしたが、売買代金は減少しています。個人投資家の物色意欲は依然として旺盛であり、出来高は3日連続で1億株を上回り、売買代金は27日連続で1,000億円超となっています。

ただ、株価指数は利益確定売りに押された結果、4日ぶりの反落となりました。このまま950ポイントを固めに行くのか注目されましょう。

デンソーが連日で昨年来安値を更新、ボーイング「737MAX」墜落問題で東レが安値更新

個別銘柄では、ファナック(6954)とソフトバンクグループ(9984)が大きく値を上げ、前日に大幅安となったユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)も急反発しました。

また、武田薬品工業(4502)やテルモ(4543)など医薬品株の一角も堅調に推移し、値下がり銘柄が続出したハイテク株では、日立製作所(6501)と三菱電機(6503)が堅調に値を上げています。

その他では、前日に続いて住友不動産(8830)に買い戻しが入り、連日で昨年来高値を更新したのが目を引きました。

一方、オムロン(6645)が続落となり、ローム(6963)、TDK(6762)、パナソニック(6752)などハイテク株が売られました。また、自動車部品株にも売りが目立ち、デンソー(6902)は連日で昨年来安値を更新しています。

さらに、しまむら(8227)、ローソン(2651)、ニトリホールディングス(9843)など小売株の一角も大幅下落となりました。

その他では、墜落事故を起こした米国ボーイング社「737MAX」の世界的な運航停止問題に絡み、同機に炭素繊維を納入している東レ(3402)が大幅続落となり、昨年来安値を更新したのが注目を集めたようです。

新興市場(東証マザーズ)では、窪田製薬ホールディングス(4596)が爆騰して再びストップ高で引け、前日にストップ高のドリコム(3793)も大幅続伸となりました。一方、メルカリ(4385)が冴えない値動きとなり、終値では公開価格(3,000円)まで値を下げています。

葛西 裕一

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国立大学卒業後、国内・外資系の金融機関にて23年勤務後に独立。証券アナリストなどの職務を経験し、ファイナンシャルプランナー関連等の金融系資格を多数保有。専門は株式投資、貴金属投資、年金、相続、不動産。