4. 厚生年金「月額15万円以上」は多数派ではない

本記事では、2025年度の年金額や厚生年金を月額15万円以上受給している人の割合について見てきました。

厚生年金を月額15万円以上を受け取れる人は47.6%と決して多数派ではなく、平均的な受給額はそれより低い水準にあります。

物価高や社会保障負担の増加が続く中、年金だけでゆとりある生活を送るのは難しい現実が浮き彫りになっています。

退職後の生活設計には、年金額を正しく把握したうえで、貯蓄や資産運用、支出の見直しなど、複数の選択肢を組み合わせることが重要です。もうすぐ年末を迎える今こそ、将来の暮らしを考える第一歩を踏み出すタイミングといえるでしょう。

参考資料

中本 智恵