3. お金に好かれる行動(1)不必要な出費をしない
富裕層と聞くと、「お金に糸目をつけずにどんどん散財する」というイメージがあるかもしれません。
しかし、筆者が銀行で出会ったお客さまは、ほとんどの方が「無駄な支出を控えたい」という価値観を持っていました。
たとえば、「振込手続きは、より手数料を抑えられる方法を利用する」、「時間外手数料がかかる夜間や土日祝日はATMを利用しない」といった細かな手数料を節約する人も多くいます。
お金を効率的に貯めるためには、そうした日々の小さな支出こそ取り除いていくべきだといえるでしょう。
4. お金に好かれる行動(2)価値のあるものにお金を使う
富裕層は無駄な支出を嫌う一方で、価値があると感じることには積極的にお金を使うことも特徴です。
たとえば、「子ども・孫への教育資金を惜しまない」、「不動産や金など現物資産を積極的に購入する」といった例などです。
自分が納得したことにはどんどんお金を使うので、筆者は銀行で「驚くようなスピードで不動産の購入を決定する」というシーンにも多く出会いました。
無駄な支出を見極めるためには、「自分はどのようなものに価値を感じるか」という基準を明確にしておくことが大切なのかもしれません。