4. 老後対策は早めが肝心、安心の老後につながる準備を
今回の記事では、現在のシニアが受け取っている厚生年金の平均月額についてお伝えしました。
お伝えしたとおり、年金を月額で20万円受け取っている方は多くありません。もちろん、すべての方が20万円の年金を必要とするわけではないので、自分が受け取る年金額が気になる方、心配な方は早めに年金額をチェックしておくことをおすすめします。
老後の対策は早めに始めるのが肝心です。というのも、年齢を重ねるにつれて、年齢が若いときには想像もできない問題が生じる場合があるからです。
・体力、気力の衰え
・QOL(生活の質)の低下
・衛生面に対する意識の悪化
・病気やケガ、介護の発生
・住まい
・お金
・死後の整理、相続
これらの問題が全ての方に発生するわけではありませんし、いつ起こるかどうかについては個人差があります。しかし、このうちのいくつかは、退職前に現れてもおかしくない問題です。
老後の準備を先延ばししているうちに、思いもよらない問題が発生して、老後の準備ができなくなることも考えられます。
とはいえ、無理をしてお金を貯めると、逆に生活を圧迫することもあるので、老後対策を早く始めることをまずは念頭において、自分のできる範囲で貯蓄や資産運用を検討しましょう。
自分で考えるのが難しい場合は、FP(ファイナンシャルプランナー)などに相談してみるのもひとつの方法です。