大切なお金は少しでも多く手元に残したいもの。そのために、あの手この手で節約を考える人も少なくないでしょう。もちろん、節約して貯金を増やせば将来の不安を減らせますよね。でも、中には「やってはいけない節約」もあるのです。
ストレスが溜まる節約していませんか?
そもそも節約とは「無駄を省くこと」であり、過剰に使っているものを削ることです。たとえば既に外食を減らして普段から質素な食事をしているのにも関わらず、さらに食費を削るということになれば、ストレスも溜まりますし、健康にも良くありません。
また、電気をこまめに消す、寒いのに暖房をつけないという類のものも努力の割には大幅な節約は見込めないので、中途半端に終わってしまう可能性が高いものです。
そもそも節約が必要なのは、身の丈に合わない生活をしている場合です。たとえば家賃。なんとなくお洒落な物件だからとか、駅近で便利!という売り文句に惹かれて、自分でも無理を感じる家賃を払っていませんか?
継続的に出費を減らすには、毎月決まって払わなければいけない固定費を減らすのが早道です。家賃は固定費の中でも最も比重が大きい場合がほとんどでしょう。
お洒落な部屋に住みたいのならば駅からの距離範囲を広げる、駅や会社からの距離を重視するなら広さや築年数の条件を下げてみるなど、家賃を減らすためには多少の妥協も必要です。しかし、ここでうまく節約できれば毎月手元に残るお金が増えて精神的にも余裕ができるでしょう。
自分への投資を削っていませんか?
自分への投資は、通信教育で専門知識をつけたり資格を取得することで、年収アップなどにつながる可能性があるものです。特に社会人になってすぐの頃は、手元に残るお金も少なく、このような投資にお金を使うのがもったいないと思ってしまうかもしれません。
しかし、社会人人生の中で20代・30代で努力できるかどうかはその後の出世などにもかかわるため、自分への投資は過度に節約してはいけません。
自分への投資に使うお金が足りないと思うのであれば、飲み会の回数を減らしたり、趣味やファッションにかけるお金を削ることで費用を捻出することもできます。目先の楽しみにお金を使うことも時には大切ですが、後から振り返って後悔することがないように、将来の自分への投資を意識しましょう。