老後も資産を増やすという発想に
二つ目のポイントとしては、老後は貯蓄を取り崩すのではなく、リスクをコントロールしながら資産形成をするという発想です。
手元の流動性を気にするのであれば、金融機関の預貯金が良いですが、流動性を確保したのであれば、リスクコントロールを主題とした投資信託などで、リスクをとりながら資産形成をしていければよいでしょう。
年金基金なども年間数%前半のリターンを長期的に求める運用をしています。株式や投資信託はリスク性資産だからといって欲張らずに、安定的に増やすという発想もありでしょう。
まとめにかえて
人生100年時代ともいわれる環境になってきました。定年後も人生は数十年と続く可能性もあります。投資信託の運用だけではなく、やはり保険の機能も欲しいということであれば、変額保険という選択肢もあります。組み入れる投資信託は長期でしっかりとリターンが出ている安定した投信信託を選択できれば、メリットを享受できることでしょう。
金融リテラシーは、今後の100年時代には必須となりつつあります。金融の基礎知識とざっくりとした金融商品の理解は欠かせません。自分のライフスタイル、人生設計にあったポートフォリオを保有したいものです。
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【参考文献】
知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成30年)」
LIMO編集部