2025年10月21日、高市早苗氏が第104代首相に選出されました。

高市首相が具体化を検討する「給付付き税額控除」。これは税額控除と現金給付を組み合わせた新しい所得再分配の仕組みです。

所得税から一定額を控除し、控除しきれない部分は現金で給付することで、納税者だけでなく非課税世帯にも支援が行き届きます。

1. 給付付き税額控除の仕組み

新しく自民党の総裁になった高市氏は、「給付付き税額控除」の具体化に向けた党内議論を進める方針を明らかにしています。

2025年10月時点で、給付付き税額控除はまだ正式決定(法制化)されていません。ただし、政府・与党は制度設計段階に入っており、今後正式決定する可能性があります。

給付付き税額控除とは、税額控除と現金給付を組み合わせた所得再分配制度です。まず所得税の税額から一定の金額を減税し、控除しきれない部分があれば、その差額を現金で支給する仕組みです。

2024年から2025年にかけて行われた定額減税やそれに伴う不足額給付と、仕組みは似ているといえます。