ワンオペ育児に追われたり、育児と仕事を両立させようと奮闘したり、子育て女性がハードな状況に置かれている現状は、まさに体力勝負といっても過言ではないようです。

では、体力のある20代のうちに出産しておいたほうが、育児をする上でメリットが多いのでしょうか。たしかに「子連れの移動が辛くてタクシーを利用」「体が持たないのでベビーシッターに依頼」など、体力の有無が金銭面に跳ね返ることもあるでしょう。

また、「子どもは仕事が落ち着いてから」と考えていると、妊娠しにくくなってくる30代半ばになって「なかなか授からない」というケースも。すると不妊治療費で予想外の出費になることもあります。

もちろん、それぞれの家庭の事情や考え方は様々ですから、出産はいつでなければいけないということはありません。ただ、体力や身体の変化が金銭面に影響する可能性も視野に入れておいたほうがいいでしょう。

まとめ

子どもを育てることは、想像以上に負担が大きいもの。自分の体調に向き合いつつ、無理のない範囲で育児に取り組み、必要に応じて周囲の助けを借りることも考えなければなりません。

残念ながら、「子連れ出勤なら、育児も仕事もスムーズにこなせる」「育児に慣れていたらワンオペも大丈夫」とは言い難い現状。より子どもを育てやすい社会を実現するためには、まだまだ課題が残されていると言えるでしょう。

LIMO編集部