1.2 物価のインフレ

また、2023年12月22日に総務省が発表した「消費者物価指数」によると、2020年と比較して生鮮食品を除く総合指数は106.9でした。

物価高やインフレが続いている状況なので、老後の生活でも家計の圧迫につながる可能性があります。

1.3 年金受給額

最後に、将来的に受け取る年金受給額も不透明です。

2023年度に受給する、国民年金を含む厚生年金の標準的な年金額は夫婦2人で22万4482円でした。

一般的に、年金額は賃金や物価の上昇に応じて増えますが、将来の現役世代の負担が重くならないように、マクロ経済スライドによって年金額の伸びを調整しています。

以上の観点から、老後の生活費、公的年金の不足額は今より増える可能性も高いので、老後までに準備すべき資産は、2000万円より多くなるでしょう。