年金請求とは?老齢年金を受けるのに必要なのはこの3ステップ。時効を知る
年金は65歳になっても自動では受け取れない
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老後生活を迎えるにあたって、収入源の柱となる「老齢年金」。
公的年金の受給開始年齢は原則65歳ですが、65歳になれば自動的に年金が受給されるわけではありません。
本記事では、老齢年金を受けるために必要となる「年金請求書」について詳しく解説していきます。
請求漏れをしたことで「本来受け取れる年金が受け取れなかった」といった事態を避けるために、記事を参考に事前に確認しておきましょう。
1. 「老齢年金請求書」とは何か?
「老齢年金請求書」とは、名の通り厚生年金や基礎年金(国民年金)といった老齢年金を受け取るための請求書を指します。
前述したように、老齢年金は受給開始年齢になったら自動的に受け取れるわけではなく、「老齢年金請求書」を提出することで、受給できるようになります。
「老齢年金請求書」は、特別支給の老齢厚生年金を受け取る権利が発生する方に対し、受給開始年齢に到達する3ヶ月前に送付されます。
老齢年金請求書には、すでにご自身の住所や氏名、過去の履歴が記載されているため、誤りがないかを確認したうえで提出をしましょう。
「老齢年金請求書」と、地域ごとに必要な添付書類を提出することで、受給開始年齢時に年金を受け取ることが可能となります。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)