関西弁10. コマ

Sergiy Kuzmin/shutterstock.com

クルクルと回して遊ぶ、昔ながらの日本のおもちゃをイメージしやすい「コマ」。

関西弁では、自転車の補助輪のことを「コマ」と呼ぶこともあります。

子ども時代にしか使わない言葉ゆえに、ふとしたタイミングで出ると「関西弁だったの?!」となりやすい言葉です。

関西弁11. また~しよ

一度いっしょに食事したり仕事したりした相手に対して使う「また~しよ」。

関西では「機会があれば」というニュアンスで初対面の人に対して使う場面もあり、関東の人には戸惑われることもあるそうです。

関西弁12.〇回生

関西以外では、これまで通り「◯年生」と学年を数えますが、関西では「〇回生」と数えることが多いです。

これは、明治時代に設立された東京大学と京都大学の進級制度の違いが影響していると考えられています。

関西弁13. (蚊に)噛まれる

蚊に血を吸われたとき、関東では「蚊に刺された」と言うことが多いです。

一方関西では、「蚊に噛まれた」と言う人の方が多い傾向にあります。

「噛まれる」と言うとより深刻な印象を与えるため、思った以上に心配されてしまった…と振り返る関西人も多いです。

関西弁14. 行きし・行きしな|帰りし・帰りしな

関西弁の「行きし」「行きしな」とは、「行く途中」という意味の言い回しです。

「帰る途中」は、「帰りし」「帰りしな」と言うことがあります。

関西弁15. ちょける

「ちょける」とは、共通語で言う「ふざける」「おどける」といった意味合いの関西弁です。

家族やお調子者の友達に対して、カジュアルなニュアンスで使いますが、関東ではまったく通じなかったという人もいます。

関西弁16. シュッとしてる

「シュッとしてる」は、「細身」「かっこいい」「スタイリッシュ」などを表すフレーズです。

芸能人などを褒めるときなどに、よく使います。

関西弁17. えずく

「えずく」とは、「吐き気を催す」「オエッとする」といった意味の関西弁です。

漢字だと、「嘔吐く」と表記されます。

関西弁18. (友達を意味する)ツレ

関西以外の地域でも、配偶者や交際相手に対して「ツレ」と言うことはあると思います。

関西では、「友達」という意味でも「ツレ」という言葉を気軽に使うため、しばしば誤解を与えることもあります。

関西弁19. いがむ

物の位置がズレている時などに使用する「歪む(ゆがむ)」。

関西では少し発音がなまり、「いがむ」と言うことがあります。

関西弁20. しょうみ

関西弁の「しょうみ」は、共通語で言う「本音を言うと」「正直なところ」といったニュアンスのフレーズです。

「中身だけの重さ」「掛け値なしの値段」などの意味を持つ「正味(しょうみ)」という言葉から、意味が転じて使われるようになったと考えられています。