70歳代以降「貯蓄3000万円超」の世帯は多い?厚生年金と国民年金の平均月額も
70歳代の貯蓄額100万円未満は約8%
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人生100年時代と言われている今の時代、より老後に向けてのお金の関心が高まってきています。それに伴い今と昔では、老後に対する考え方が大きく変わっているのではないでしょうか。
例えば仕事面でいえば、60歳の退職が65歳になるなど、延長雇用化が進んでいます。ゆくゆくは、70歳まで働くのが当たり前になる未来も訪れそうです。
そんな中で迎える老後の生活に向けて、70歳代での貯蓄はどのくらいあれば安心できるのでしょうか。また貯蓄が3000万円以上ある世帯はどのくらいいるものなのでしょうか。
厚生年金と国民年金がいくらなのかによっても、必要となる貯蓄額は異なってくるでしょう。
今回は、70歳代の貯蓄事情と受け取れる年金を合わせてみていきます。
1. 70歳代以上世帯「貯蓄3000万円超」の世帯は多い?
まずは、総務省の公的資料から70歳代以上世帯の貯蓄事情を見ていきましょう。
1.1 70歳代以上の貯蓄現在高
総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2022年(令和4年)詳細結果-(二人以上の世帯)」によると、70歳代以上の貯蓄の平均額は2411万円です。
70歳代世帯「187万4554世帯」の貯蓄現在高について、金額ごとの世帯数も見ていきましょう。
執筆者
千葉工業大学卒業後、株式会社LOFTに入社、その後東京海上日動あんしん生命保険に入社し、4年間保険営業を経験。現在は個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。幅広い世代への資産運用のアドバイスにおいて、バランスを考えた提案が強み。一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。
監修者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。