【クレカの利用実態】Z世代を象徴する「サプライズアレルギー」

調査結果を受けて、世代・トレンド評論家の牛窪恵氏が要因として挙げたのが「サプライズアレルギー」です。サプライズアレルギーとは、想定外なことにネガティブな印象を持っており、できるだけ避けようとする傾向を指します。

調査では、Z世代はバブル世代より「想定外なこと=失敗」と捉える割合が1.5倍だった、「現金50万円をもらったときにどうするか」という質問に約8割が「貯金する」と回答したなど、サプライズアレルギーの顕著さを裏付ける結果も出ています。

メルカリが実施した「価値観」を問うアンケートでも「想定外のこと/サプライズなことはできるだけ避けたい」はトップ3にランクインしています。Z世代を象徴するキーワードとして時間の効率を重視する「タイパ(タイムパフォーマンス)」がありますが、「サプライズアレルギー」もそれと並んで象徴的なキーワードといえそうです。