年収は将来の厚生年金にも影響を与える

年収は今の生活を考える上でもとても重要になりますが、同時に将来の厚生年金に影響することも意識しておきましょう。

厚生年金の受給額(報酬比例部分)は、「2003年3月以前:平均標準報酬月額×7.125/1000×2003年3月までの加入期間の月数」+「2003年4月以降:平均標準報酬額×5.481/1000×2003年4月以降の加入期間の月数」により決まります。

現役時代の収入や加入月数が厚生年金に影響するため、たくさん稼いだ方や長く働いた方ほど、年金額が高くなる傾向にあります。

こうした面も意識して、キャリアプランを考えることが大切です。

年収で考える今後のキャリア

600万円以上の割合は21.0%です。約5人に1人と少数派になりました。

また男性は31.2%、女性は7.1%と男女差があるのも特徴的です。

業種や年齢により年収の平均が変わってくるため、今後のキャリアを長期的な視点で考えていくことが大切になります。

参考資料

太田 彩子