新年度が始まりました。

この時期は異動や昇格など環境の変化がある人がいる一方、特に変化が起きず、キャリアを見つめ直す方もいます。

キャリアを考えるときに重要になるのが、年収ですよね。

日本の平均年収は443万円ですが、それを上回る年収600万円以上の割合や、目指せる業種などを見ていきましょう。

年収600万円の割合とは

まずは年収ごとの割合を整理し、年収600万円以上の割合を見ていきましょう。

国税庁の「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると、2021年の給与所得者の平均年収は443万円です。

日本の平均年収は、この30年ほど400万円台で推移しています。

年収ごとの内訳を見ると、400万円超500万円以下に属するのは15%。多くが400万円以下となっています。

出所:国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」

本題の年収600万円超700万円以下に属するのはわずか6.7%。

600万円以上に幅を広げると、21.0%となりました。年収600万円というのは約5人に一人でなかなかの少数派です。

さらに男女別に確認すると、男性は31.2%、女性は7.1%となりました。