洗練された美しさを持つ江戸椿!
日本原産で古くから日本人に親しまれてきた椿。江戸時代、二代将軍・徳川忠秀は椿を好み全国から椿を収集して江戸城に植えたことから、諸大名そして庶民の間でも流行しました。
こうして全国から集められた椿をもとに、元禄・文化文政の期間、主に染井村(現在の豊島区)で作られた豪華な重弁の花や洗練された美しさを持つ多彩な品種を総称して「江戸椿」と呼びます。
明治時代には植木職人・伊藤小右衛門らが木板一枚刷りで「椿花集」を発行。江戸椿を花形別に分類して約200品種にまとめられました。
国営武蔵丘陵森林公園ではこの「椿花集」をもとに品種の同定を行い、現存する江戸椿約160品種のうち、8割にあたる128品種を保有しています。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
記者/トラベル担当
東京都出身。くらしとお金の経済メディア「LIMO」にて、主に旅行系やSNS記事などを執筆。広告代理店ではコピーライターとしてJR系列の商業施設「ecute大宮」「CIAL横浜」の広告業務、編集プロダクションでは雑誌ライターとして情報誌「東京ウォーカー」のイベント取材・執筆、LINE株式会社ではlivedoorニュースのコンテンツ運用や自社記事を手がける。紙媒体からウェブ媒体までライター/編集者を約10年経験。趣味は海外一人旅でこれまで20カ国渡航。旅のブログを発信していた時、旅行メディアに声をかけられてフリーのトラベルライターに。旅行メディア「トラベルjp」「るるぶ&more.」「cosmopolitan」などで、国内外のホテルやグルメの取材記事を約400本以上執筆。その土地ならではの魅力を感じるホテルや、女性が安心して泊まれるカプセルホテルが好き。(2024年2月8日更新)