【年金エイジ】65歳以降の貯蓄平均は?厚生年金・国民年金はいくらもらえるのか
老後も資産を「守って育てる」発想を
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「小寒」と呼ばれるこの時期。温かい部屋で快適に過ごしながらも、光熱費が気になってしまう……という方も多いでしょう。
昨年(2022年)は、光熱費や日常必需品の多くで値上げが実施されました。この値上げラッシュは今年も続くことが見込まれ、家計はさらに厳しくなりそうですね。
年金だけで暮らすリタイヤ世代にとっては、限られた収入の中で一層厳しいやりくりを迫られることも予想されます。
現役世代からは目前の出費で精一杯、将来資金の準備にまで手が回らないという声が聞こえてきそうです。とはいえ、老後を見据えたマネープランは、現役時代のできるだけ早い段階からスタートしておきたいもの。
今回は、一般的な年金受給スタート年齢である65歳以上世帯の貯蓄の姿について、家計調査の結果をもとにお話ししていきます。
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執筆者
日本大学国際関係学部卒業後、東洋証券株式会社に入社。国内外株式、債券、投資信託、保険商品の販売を通じ、主に個人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に従事する。特に中国株・投資信託の提案を得意とし、自身でも幅広く投資を行ってきたため、豊富な金融知識を活かした顧客ニーズに沿う提案が強み。現在は個人向け資産運用のサポート業務を行う。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有(2023年11月27日更新)。