年収600万円の男性は約3割
国税庁「民間給与実態統計調査 」によると、日本人の平均給与は443万円(男性:545万円、女性:302 万円)です。
年収600万円稼ぐ男性の割合を、同調査による年収の分布から確認していきましょう。
2021年における年収600万円台(600万円超 700万円以下)の男性の割合は全体の9.4%です。
ちなみに、男性で年収600万円以上稼ぐ人の割合は全体の約30%になります。
「年収400万円超 500万円以下」の男性が17.5%と最も多く、「年収300万円超 400万円以下」の年収の男性が16.9%と次いで多いことを考慮しても、年収600万円稼ぐことのハードルの高さが窺えます。
執筆者
学習院女子大学(国際交流学部・国際コミュニケーション学科卒)卒業。学部3年次にワシントンD.C.に所在する政府機関に訪問し、国際社会における日本の在り方について考えた。大学在籍中にファイナンシャルプランナー3級を取得。その後、都内大学院に進学し、19世紀アメリカにおけるライフスタイル、女性の生き方、女子教育・個人主義などについて研究。これらの知見を活かし、教育にかかる費用や貯蓄、公的年金制度などの金融&ライフをテーマとした記事を中心に執筆している。時代とともに変化する女性の進学・就職・キャリアの動向や、近年増加傾向にある「おひとりさま」の生き方を官公庁の統計データ等から紐解き、現代社会と絡めて考えていくスタイルの記事を得意とする。(2024年3月11日 更新)