そもそも家計とは

ここまで、家計管理に関する実態調査について見てきました。

普段何となく使う「家計」という言葉ですが、この定義について知っている人は意外に少ないのではないでしょうか。金融広報中央委員会によると、家計の定義は以下の通り。

国民経済を構成する経済主体の1つ。家庭経済ともいう。

他の経済主体(企業・政府)に労働力を提供することによって、家計収入を得、それをもとに生活財やサービスを購入し、生活が成り立っている。

家計収入には、実収入(純財産高が増加する、給与、預貯金利子、株の配当など)と実収入以外の収入(純財産高は増加しない預貯金の引き出し金、借入金など)とがある。

家計支出には、実支出(純財産高が減少する、生活費、税金、社会保険料など)と実支出以外の支出(純財産高が減少しない、預貯金、借金の返済金など)がある。

国民生活における家計収支の実態を明らかにするため、家計調査が総務省統計局によって毎月実施されている。

出典:金融広報中央委員会「家計(household)とは」

家計収入には、株の配当なども含まれるのですね。