正規雇用希望も、難しいことも実感
非正規雇用の約半数が正規雇用を希望しており、その理由は安定していることや今よりも収入を得たいという声が多い結果となりました。
一方で、年齢や体力的に難しいという声も見られます。
就職氷河期世代は40代が多いため、正規雇用に就きたい気持ちがある一方で、勤務時間の長さや責任の重さといった面で不安を抱える方も多いでしょう。
また、安定した職業に就けなかったことにより自信を喪失するなど、メンタルへのケアの必要性も感じられます。就業状況だけでなく、さまざまな場面での支援は必要でしょう。
就職氷河期世代への支援について、今後も政府の動向を見守っていきましょう。
参考資料
宮野 茉莉子
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。