貯蓄10万円未満が最多【就職氷河期世代】非正規シングル女性の就業状況や住まい、貯蓄とは
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内閣府は就職氷河期世代の就労や社会参加を支援する全国115自治体の160事業に対し、2022年度分で計17億6千万円を交付する方針を固めたと各種メディアで報じられました。
新たに奨学金返済制度への活用や専門相談員の配置などが想定されていますが、本当に必要な支援が届いているのかには疑問の声も見られます。
バブル崩壊後の1990年代〜2000年代前半に就職活動をし、大卒でも非正規に就くことが多かった「就職氷河期世代」。
横浜市が行った「令和2年度 横浜市就職氷河期世代非正規職シングル女性の就労支援に向けた調査及び事業開発報告書」では、首都圏在住の34~49歳の働くシングル女性(シングルマザーを除く)300人(正規159人・非正規141人)に就業状況や年収などの調査がされまいます。
同調査をもとに、就職氷河期世代のリアルな生活を見ていきましょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。