【Jリーグ分析】日本のサッカーが強くなるための「守備のセオリー」とは何か
サッカー日本代表も目指すW杯カタール大会に備えて、サッカーに詳しくなるためのポイント解説
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日本サッカーの特異性は、もう随分と前から国内外で語られてきました。その中で最も注目されてきたといえるのが「守備」における選手たちの動きです。見る人が見れば一風変わった動きともいえ、言い換えれば、それはセオリーに反した動きです。
セオリーに反するとは、いいかえれば自分たちの守備網に「穴」を空けるということになります。となれば、失点は避けようがありません。
しかし、それを逆に言い換えれば、「セオリーに即した守備さえやれば、失点するリスクは大幅に軽減できる」となります。
だからこそ常日頃から「間違いを正確に指摘する」必要がある。正確な分析なくして改善は施しようがないからです。
そして、改善の必要性を訴えるのは、日本がワールドカップの舞台で「ベスト8」「ベスト4」、あるいは「決勝進出」の快挙を果たすために絶対に不可欠であると考えるからです。
執筆者
フリーランス記者/ジャーナリスト/ライター兼通訳・翻訳家
イタリア国立ジャーナリスト協会会員。イタリア代表、セリエAから育成年代まで現地で取材を続ける記者兼スカウト。元イタリア代表ロベルト・バッジョに惚れ込み、1998年にイタリアに移住。バッジョの全試合・全練習を追い続け、引退後もフィレンツェに居住し、バッジョ二世の発掘をライフワークに育成分野での精力的なフィールドワークを展開する。圧倒的な人脈を駆使して現地の最新情報を日本に発信。主な著書に『イタリアの練習』、『Defense Master rules the world』、『カルチョの休日』(内外出版社)ほか。NumberやSportsNaviなどへも寄稿。